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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

雁礫 山本則直(研究会)

大藏流 観世能楽堂 2009.2.20
 シテ 山本則直
  アド 山本則重、遠藤博義

雁礫なんですが、これは当日の番組に書いてあった通り。私、大藏流は鴈礫と書くと思い込んでいたのですが、どうもそうでもないらしい。
大藏流の鴈盗人と和泉流の雁大名は同内容の曲で字の使い分けがあるので、こちらも同じかなと思っていたのですが、公演によって表記が様々のような感じです。

以前、このブログでは大蔵吉次郎さんシテの鴈礫を観たときの記録を載せまして、この時は番組も「鴈礫」という表記でしたので、この「鴈」の字を使いました。
まあ、どちらでもそんなにこだわる話ではないのですが、ちょっと気になったところ。

さてそういうわけで、同じ大藏流ですが、吉次郎さんの時とは「雁」と「鴈」くらいの違いがあり、興味深く拝見しました。

まずワキ柱のそばに洞烏帽子が出され、これが雁という見立て。和泉流では以前に書いた通り羽根箒を出して雁とします。

シテ大名の則直さんが、素袍上下の片袖を脱ぎ、左手に弓、右手には矢を持って登場してきます。大名とは書きましたが、常座での名乗りは「これハいずれもご存知の者でござる」というもので、「隠れもなき大名」という大名の名乗りとは違います。もしかして大名ではないのかも知れませんが、それらしい風体なので、大名として続けます。

吉次郎さんの狂言がなんだか「楽しい」感じの狂言だ、と先日書きましたが、鴈礫の際もなんとなくほわっとした、人の良さそうなというか、大名にしては頼りない雰囲気を醸し出していました。
今回の則直さんは、山本家の狂言らしい独特の・・・真面目そうなと言ったらよいか、いささか堅めの雰囲気を感じるところ。

名乗りに続いて、良い天気なので野に出て狩でもしようと言い、舞台を常座まで一巡りして、正中へ出て「野へ出た」と目的の野にやって来た様子です。
さてこのつづきはまた明日に
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