FC2ブログ

能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

頼政 武田尚浩(研究会)

観世流 観世能楽堂 2009.2.20
 シテ 武田尚浩
  ワキ 村瀬純、アイ 山本則秀
   大鼓 亀井忠雄、小鼓 鵜澤洋太郎
   笛 寺井久八郎

名ノリ笛でワキが登場してきます。
昨年10月に、金春流本田光洋さんのシテで頼政を観たときも、ワキは村瀬さんでして、力みのない諸国一見の僧らしい雰囲気。

ワキが里人を待とうとしてワキ座へ向かうと、シテの呼掛になります。シテの呼び掛けにワキはワキ座で振り返り、ここに初めてやってきた者なので名所旧跡を教えてほしいと述べます。本田さんの時はこのワキの言葉の初めで幕を出て橋掛りをゆっくりと進みましたが、今回はこの言葉の終わりのところ「名所旧跡残りなく御教え候へ」で橋掛りへと出ました。

その後は、ワキと掛け合いながら橋掛りを進みますが、その後は本田さんの時より早めに舞台に入り「喜撰法師が庵は」で常座に進んでワキに向き合います。
その後の名所教え、槙の島、小島が崎、恵心僧都の寺と、目付から、やや正面寄り、さらに正面と向きを変えつつ名所を見る風情。「旅人、あれご覧ぜよ」とややワキ座の方へ流して朝日山へ上った月を見る形になります。

本田さんの時は、槙の島でワキ正を見、目付、正面と直し、「旅人、あれご覧ぜよ」でワキ正に月を見て正面に直し、ワキに朝日山に月が上った様を語る形でして、方角が微妙に違いますね。
観世流は東西南北、方角の取り方が確か他流と違ったと思うのですが、どうしてなのか興味あるところです。

名所教えから、シテはワキに「平等院と申す御寺の候ふをご覧ぜられて候ふか」と問いかけ、平等院へと誘います。とは言え「此方へ御出で候へ」と二足ツメると平等院へ着いてしまうのが能らしいところですが・・・
このつづきはまた明日に
関連記事
スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://zagzag.blog72.fc2.com/tb.php/741-d30d58a2

 | HOME | 

カレンダー

« | 2020-04 | »
S M T W T F S
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -

月ごとに

カテゴリー

カウンター


最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

プロフィールなど

ZAGZAG

頑張らない、をモットーに淡々と行こうと思っています。