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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

紅葉狩のつづき

一声の囃子でワキ平維茂、ワキツレ立衆三人が登場し、橋掛りに立ち並びます。
ワキは幕前でサシヒラキした後、一ノ松まで進みサシ「面白やころは長月廿日あまり四方の梢もいろいろに、錦を色どる夕時雨」と謡い出し、九月二十日頃の夕暮れ時、時雨の中の出来事であることが示されます。

ワキの一行は狩に出て、紅葉深い山に分け入ってきたのですが、夕時雨の景色を堪能しているという謡が続きます。
謡の途中でも景色を見廻すように面を使ったりなど、こういう曲らしくワキも少なからず所作を見せますね。

ひとしきり景色を謡うと、ワキがシテ柱まで出てあらたまってワキツレを呼び、山陰に人影が見えるが何者か尋ねてこいと命じます。これをうけてワキとワキツレが入れ替わり、ワキツレが舞台に入って、常座でアイの侍女に尋ねます。
アイの侍女は、ワキの一行の名を尋ねるものの、自分主人であるシテの名を明かさず、ワキツレはこれをワキに報告します。

名を明かさないことに不審を抱きつつも、地謡の「馬より下りて沓を脱ぎ」で、酒宴を妨げないようにと馬を下りた態でワキの一行は舞台に入り、酒宴の横を通り過ぎる形となります。ワキツレ、アイは切戸口から退場し、ワキのみが舞台に残ります。

ワキに気付いたシテはワキを酒宴に誘います。ワキは断るものの、地謡の「一河の流を汲む酒を」でシテが立ち上がってワキに近づき「袂にすがり留むれば」と面を伏せて、扇でワキの袖を突いて、酒宴に誘う風。

いよいよ怪しくなってきますが、これにはやむなくワキも酒宴に加わることにし、ワキ座に座し、シテは正先で下居します。
さてこのつづきはまた明日に
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