FC2ブログ

能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

紅葉狩りさらにさらにつづき

シテが作り物に入ってしまうと、囃子が狂言来序になり、アドアイの八幡山八幡宮の末社、武内の神が登場してきます。

いわゆる立ちシャベリですが、平維茂が信濃の国、戸隠山で若い女、実は鬼神に酒宴に誘われて酔い臥してしまったが、八幡神がこれを知り急ぎ告げ知らせよとのことであると述べ、舞台を一回りすると「神通を得たれば刹那が間に戸隠山に着いた」と、戸隠山にやってきます。

さらに角に出て、ワキが寝入っているのを見つけ、女が実は鬼であることを告げ、八幡宮より授けられた太刀をワキの前に置いて、早く目を覚ませと足拍子を踏んで退場します。これではじめて「これは戸隠山での出来事だったのだ」と見所が理解する訳ですね。

ワキは目を覚まして太刀を押し頂き「あらあさましや我ながら、無明の酒の酔い心」と不覚にも酒に酔って寝てしまったものの、夢のお告げを得た」と謡い、地謡がこれを受けて「驚く枕に雷火乱れ」と謡うと天を見上げ、ワキ座で後を向いて着けていた烏帽子、長絹を脱いで、白鉢巻に身支度してシテを待ち受ける形になります。

地謡の「とりどり化生の姿をあらはし」でシテが作り物から出て、台上からワキを見込みます。シテが打杖を振り上げ、ワキが太刀を抱え込んだ形となって、舞働。
シテがワキに挑みかかります。

シテの布由樹さん、お体が大きいのですが、動きはす速くワキとの戦いを見せます。重量級のため、足拍子や台上から飛び降りたときは、ズンと響くような感じ。
地謡に合わせて、シテ・ワキのたたかいが続きますが、最後は切り伏せられてシテは正中で安座、ワキが留の拍子を踏みました。

附け祝言は高砂。金春の千秋楽は何度聞いても不思議な節付けです・・・
(81分:当日の上演時間を記しておきます)
関連記事
スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://zagzag.blog72.fc2.com/tb.php/764-75077f87

 | HOME | 

カレンダー

« | 2020-08 | »
S M T W T F S
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -

月ごとに

カテゴリー

カウンター


最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

プロフィールなど

ZAGZAG

頑張らない、をモットーに淡々と行こうと思っています。