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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

吉野静のつづき

都道者(みやこどうしゃ)というのは、熊野など有名寺社を巡る都からの参拝客のことのようで、忠信はこの都道者のふりをして衆徒が集まっている大講堂に入っていくことにするわけです。

次第で登場したワキ工藤さん、直垂に白大口、笠を被った姿です。次第を謡った後、正を向いて笠を取り、佐藤忠信であると名乗って、昨日書いたように前場のあらすじに相当するところを語ります。

さて続いてアイ二人が法螺貝を吹く形で登場してきます。
二人は義経が落ちて行ったことから、大講堂で集会をしようと言い合い、ワキ座と常座に別れて着座して語り合います。
ワキは笠を被って大小前に座しますが、アイがワキを咎めて「何とて衆徒の座敷へ、濡れわらんずにて出でられ候ぞ」と問いただします。ワキは素知らぬふりで、都道者なので衆徒の座敷とも知らずに入ってしまったと言いますが、都の者と聞いてアイは興味を引かれます。
都では義経の噂はどうなっているのか、と問うアイに、ワキは頼朝、義経の兄弟はついには仲直りしたと嘘の情報を伝えます。

アイは続けて、義経がどのくらいの人数を連れて吉野を逃れたのかと問います。
これにワキが十二騎と答えると、それならば追い掛けようとアイがはやり立ちます。しかしワキは「暫く」とこれを止め、十二騎とは言っても並の軍勢の百騎にも二百騎にも相当する強者と諭します。
この言葉にアイは思い止まり、二人は再び法螺貝を吹く様子で退場します。

するとアシライ出でシテの静御前が登場してきます。忠信との約束により舞装束となり忠信遅しと待ちかねた風情。
さてこのつづきはまた明日に
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