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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

水戸で能楽を観る・・・初夏能楽会(船弁慶 工藤寛、千鳥 茂山逸平)

本日は久しぶりに地元水戸での能楽鑑賞。
財団法人いばらき文化振興財団の主催で、水戸市の茨城県民文化センターを会場に開かれた会。いままでこの財団主催の能楽って聞いたことがなかったのですが、以前にも催されたことがあるのか、ちと不明です。

なにぶん、県民文化センターの大ホールはいわゆる多目的ホール。クラシックのコンサートもできる1500人収容の施設でして「能楽にはどうかなあ」という感じがあったのですが、会自体はなかなか面白く観てきました。
収容人数は1500というものの、今回は前から三分の二ほどまでが座席で後は空席。結果としてそうなったのか、最初から意図して後の席は無しにしたのか不明ですが、観客があまり散らばらずに良かったかなあ、と思います。

曲は狂言が茂山逸平さんの太郎冠者で千鳥。能は金剛流工藤寛さんのシテで船弁慶、こちらは金剛流独特の白波之伝の小書がついています。
観客は狭い範囲にいるというものの、そもそもホール自体が大きいため、マイクを通しての公演ですので、いささか感じが違います。また船弁慶のほうは、けっこう端折ってあって70分弱。昨年、同じ小書で金剛永謹さんの上演を見ていますが、この時と比べると15分くらい短い感じです。

そういう意味では、常々能楽堂で見ているのとは別物ではありますが、そもそも能楽を初めて観る観客が少なくない感じでしたので、そういう前提のもとでは、マイクを使ったり、相応に端折ったりするのは、むしろ良い判断ではないかと思います。客席も、全体的にあまり退屈することなく舞台に集中していたように感じました。

それぞれの上演に先立って10分程度の解説があり、狂言は宗彦さん、能は松野恭憲さんのお話。宗彦さんはさすがに場慣れしている感じで、大変面白く狂言の基礎の話をされて客席も沸きました。
松野さんは・・・私、松野さんが普通に話をするのを拝見したのは初めてですが、思いのほか穏やかな感じの方なんですね。お二人とも水戸は初めてとのことでしたが・・・

狂言、能、それぞれに面白く拝見しまして、ちょっとした気付きもありました。そのあたりはいずれ鑑賞記に書きたいと思いますが、ここには一つだけ。
松野さんのお話を聞いていたら、義経を子方が演ずるという話の際、子方・・・コガタと発音されまして、私、一瞬「小型?」と勘違い。
長年、子方=コカタとだけ思っていたので、これはビックリ。関西ではコガタというのか、はたまた金剛流だからなのか、不思議であります。

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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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コメント

私も行って来ました。
お目当ては、宗彦さん、
はじめて、生の狂言を見たんですが、
狂言って難しいのかなぁ~と思っていたんですが、
とっても、楽しめました。また、水戸に来て欲しいです。

コメントありがとうございます

お帰り音頭さま、ご来訪ありがとうございます。
とっても楽しい狂言でしたね。
水戸では、芸術館には野村萬さんの一座と、万作さんの一座が、それぞれ年に一度、お出でになっていますが、大藏流は定期的な公演がありませんね。
茂山家の狂言は、分かりやすいし、宗彦さんの話ではありませんが、吉本などにもどこか通じるおかしさがあるような気がします。
また水戸で公演があると良いのですが・・・
これを機会に当ブログにもまたおいでください。番数から言うと能が中心になってしまいますが、いずれまた狂言をご覧になる時の参考になれば幸いです。
今回の鑑賞記もいずれ・・・6月末か7月頭頃に書くつもりですので、お読みいただければありがたいです。

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