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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

鱸庖丁のつづき

打ち身の由来を語った後、伯父はいったん立ち上がってシテ柱のほうに進み、橋掛りへ向かって鱸を持ってくるように声をかけます。
二度ほど、話の途中で鱸を持ってくるように声をかけるのですが、さてこれが持ってこないのを承知で声をかけているのかどうかまでは明らかにされません。見所の想像に任せるということでしょうか。

座に戻った伯父は、今度はおっつけ鱸が出てくるので、これを料理しようと仕方話をつづけます。
紙を置き、鱸を置いて箸、包丁を使ってまず魚頭をつき、続いて上身をおろし・・・と、包丁を使う身振りを見せつつ話を進め、中うちを三つに切って煎物(イリモノ)にしようと語ります。
煎物、煎るといえば煎り豆のようにカラカラになるまで火で焙った様な感じですが、魚の料理ではどうなのか、焼き魚の様な感じなんでしょうか。

魚頭は膾にして食べよう、などと話が進みます。
これを魚に酒を呑むことにしよう。と、さらに酒を呑む話まで展開します。

鱸を様々に料理して食べ、酒も五杯の七杯で、都合十二杯呑み、濃茶まで飲んだと様々に話を進めますが、酒を十二杯も飲んだということで、酔った様子まで見せつつ、伯父の話が続きます。

さてこれだけのご馳走にあずかれば礼を言うであろうと、伯父は甥に話し、礼を言うように求めます。
その礼の言葉をもって、伯父がまとめの話をします。

鯉を川獺(ウソ)が食ったというが、鱸も包丁(ホウジョウ)が食ってしまった。
今の話で食べた気持ちになって早く帰れ、と伯父が言い、面目もないと甥が謝って留になります。
もともとの題材はホウジョウとウソの駄洒落で、それが主体の狂言なんでしょうけれども、万作さんの演技は芸術の域に達していた感じですね。
(24分:当日の上演時間を記しておきます)
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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