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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

鸚鵡小町 寺井良雄(宝生会別会)

宝生流 宝生能楽堂 2008.5.25
 シテ 寺井良雄、ワキ 工藤和哉
   大鼓 亀井実、小鼓 幸清次郎
   笛 寺井久八郎

もう一昨年になってしまいましたが、18年の12月に観世流浅井文義さんの鸚鵡小町を観ています。その鑑賞記にも書きましたが、浅井さんは以前に見た葛飾北斎筆の七小町屏風に描かれていた鸚鵡小町が若い姿だったことに基づいて、浅井さんなりの解釈ということで、かなり若い姿での小町を演じられました。

今回はまさに老女としての小町が描かれた形です。
この曲、以前にも書いた通り金剛流では卒塔婆小町、鸚鵡小町、関寺小町の三曲を三老女と称するようで、相当に重い扱いらしいのですが、観世流などでは三老女といえば姨捨、檜垣、関寺小町を指しますので、それらよりは少し軽めという感じかもしれません。

話は、歌道に深く心を寄せる陽成天皇の御代、和歌の名手として知られた小野小町が百歳の姥となって、近江の関寺あたりにいると聞かれた天皇が、新大納言行家を使わして歌を送ったことが発端となっています。

そもそも小野小町が如何なる女性だったのか、良くわからないことのほうが多いようですが、仁明天皇から文徳天皇の頃に更衣として仕えたようで、位が仁明天皇から文徳天皇に移った850年に二十代から三十代としても、陽成天皇の頃(876年から884年)にはせいぜい五十代から六十代といったところ。百歳の姥というのはいくらなんでも、と思いますが、まあ伝説なんていうのはそんなものでしょうし、当時は六十にもなると現代の百歳くらいの感覚だったのかもしれません。

ともかく、先ず舞台に名乗り笛で登場してくるのはワキの新大納言行家です。
その名乗りからは、明日につづきます
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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