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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

江口 本田光洋(轍の会)

金春流 国立能楽堂 2008.6.22
 シテ 本田光洋
  ツレ 本田布由樹 中村昌弘
  ワキ 工藤和哉、アイ 三宅右矩
   大鼓 柿原崇志、小鼓 亀井俊一
   笛 松田弘之

新古今和歌集 巻十 羇旅歌に、
「天王寺へまうでけるに 俄に雨の降りければ 江口に宿を借りけるにかし侍らざりければ よみ侍りける」として
「世の中を 厭ふまでこそ 難(カタ)からめ かりのやどりを 惜しむ君かな」
という西行法師の歌があります。

これに続いて、遊女妙という人物の「返し」
「世の中を 厭ふ人とし 聞けばかりの宿に 心とむなと 思ふばかりぞ」
とあって、西行が江口の里の遊女と歌を交わしたことが知られます。

江口の里は、神崎の里とともに中世からの有名な遊里で、神崎川と淀川の分岐点に栄えたところだったようです。今では川の流れも変わってしまっているのでしょうけれど、大阪市東淀川区に江口という地名があり、このあたりが江口の里だったのでしょう。

この江口の里に立ち寄った西行が、その地の遊女である妙に宿を借りようとしたところ断られてしまい、先の歌を詠んだところ、出家したお方の修行の妨げにならぬように、宿を貸さないのだと返歌したという話。

この話をテーマに据えて能に仕立てたのが、この江口です。
まずはワキの旅僧とワキツレ従僧が次第で登場してきます。
このつづきはまた明日に
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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