FC2ブログ

能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

舟渡聟さらにつづき

女はどうしたことかと無理に聟の所へ連れて行こうとします。やむなく舅は、聟が持ってきた酒を呑んでしまった話を打ち明け、だから聟には会えないと言い張ります。

女は怒って、それならば様を変えて出さしませいと、舅のヒゲを剃ってしまいます。これで面相を変えたことになるわけで、髭を着けて出た意味が明らかになります。

とは言え聟にバレはしないかと気になる舅は、左の袖で顔を隠して聟と対面。お持たせの酒で杯事になります。

舅の方は、酒は呑まないと言い張り形だけの杯事で、聟に酒を勧めます。
しかし何度か杯を交わしているうちに、聟は舅が袖で顔を隠しているのを気にして、なんだか窮屈そうだが袖を外されては、と持ちかけます。

舅はこの辺りに住んでいると、口がひびきれて風が吹いても凍みるので気にしないでほしい、などと分かったような分からないような説明をしますが、何度かのやり取りのうちに、とうとう袖を外すことになり、さて舅の顔を一目見た聟は、最前の船頭であることに気付いてしまいます。

舅は酒を呑んでしまったことを恥じ入りますが、聟はもともと舅に持ってきた酒なのだからと言い、二人謡を謡って留になります。

大変面白かったという印象です。船頭が実は舅だという和泉流の設定は、いささか出来すぎの話ではあるのですが、全体を通して話が一貫する形で緊張感があります。
大藏の形だと、せっかく船頭とのやり取りで盛り上がった舞台が、聟と舅のやり取りでは別の話になってしまう感じです。
今回は右近さんの芸力で・・・の部分も大きかったように思いますが。
(34分:当日の上演時間を記しておきます)
*** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** ***
このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
関連記事
スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://zagzag.blog72.fc2.com/tb.php/850-567b6110

 | HOME | 

カレンダー

« | 2020-02 | »
S M T W T F S
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29

月ごとに

カテゴリー

カウンター


最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

プロフィールなど

ZAGZAG

頑張らない、をモットーに淡々と行こうと思っています。