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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

恋重荷 櫻間金記(轍の会)

金春流 国立能楽堂 2008.6.22
 シテ 櫻間金記、ツレ 山中一馬
  ワキ 森常好、アイ 三宅近成
   大鼓 佃良勝、小鼓 大倉源次郎
   太鼓 小寺佐七、笛 中谷明

この曲、綾鼓(アヤノツヅミ)と同様のテーマなのですが、観世流と金春流にしかありません。一方、その綾鼓は宝生、金剛、喜多の三流にのみあるということで、きれいに別れています。
聞くところによると、世阿弥以前の古曲に「綾の太鼓」という能があり、これを世阿弥が「恋重荷(コイノオモニ)」に改作し、一方の綾の太鼓も能らしく洗練されて現在の「綾鼓」になったのだとか。そんなこともあるんですねえ。

さてまずは後見がリンゴ箱くらいの大きさの箱のようなものを朱の地の金襴緞子で包み、濃紺の布を縄にしてかけた作り物を正先に持ち出します。これが「重荷」ということですね。
出し置きの形でツレの女御が登場してワキ座で床几にかかって準備が整います。

名乗り笛でワキの廷臣が登場してきます。ワキは常座で山科の荘司が女御に恋をすると聞いたので、本人に確かめようと述べて、一度前に出てから橋掛りへ向かい、一ノ松で荘司を呼び出します。このところ観世流ではアイがワキと共に出ていて、ワキはアイに荘司を呼び出すように命ずる形。

シテは呼び声に「誰にて候。何の御ためにて候ふぞ」と言いながら幕前に出ます。
ここでワキ、シテの問答が続きます。
ワキは何故に最近はお庭を掃き清めないのかと問います。シテは所労のためにと申し開きをしますが、ワキは重ねて恋をしているのかと問いかけます。
シテの山科の荘司は菊の世話をする老人。この老人に恋とは・・・、ということでこのつづきはまた明日に
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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