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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

恋重荷のつづき

シテはどうして恋をしていると知ったのか、と恋することを認めた言い振りで返しますが、ワキは「はや色に出てあるぞ」と言い、さらにその話を当の女御が聞かれて「この荷を持ちて御庭を百度千度めぐるならば、其間に女御の御姿にまみえ給はん」と伝えます。
シテは重荷を見たいと言い、ワキが「此方へ来たり候へ」と先に立って舞台に進み、ワキが地謡前、シテが常座にと出ます。
シテの歩みは思いのほかスタスタと早い感じで、心が逸る気持ちが感じられます。

ワキは進み出たシテに「これこそ恋の重荷よ」と荷を示します。
観世ではアイにシテを連れてこさせ、ここまでのやり取りも舞台上でシテ、ワキの掛け合いとなりますが、これはこれで面白い形。

さてその後ですが、地謡が次第を謡う場合もあって地次第というのだと以前に書きましたが、その地次第「重荷なりともあふまでの、重荷なりともあふまでの、恋の持夫にならうよ」で物着となり、物着アシライのうちにシテは後見座で水衣の肩を上げます。

装束を調えたシテは常座に出て「誰踏み初めて恋の路」と謡い、地謡が地「巷に人の迷ふらん」と謡ってイロヱになります。イロヱの後さらにシテと地謡との掛け合いのうちに前へ出て、重荷を持とうとします。(観世流ではイロヱはありません)
しかし持ち上げることが出来ず、地謡の「げに持ちかぬるこの荷かな」(観世流では「この身かな」)と下がって着座しシオリます。

シテはサシ謡「それ及び難きは高き山、思の深きはわたつ海の如し」と謡い、地謡が受けての謡。

ロンギになり「恋の重荷を持つやらん」で立って常座へと行き、さらに重荷に近づいて「待つや荷前の運ぶなる・・」からの掛け合いの謡を謡った後、「伏して見れども、寝らればこそ」で前へ出て座って左膝を抱え、再び重荷の前に言って持ち上げようと試みます。
しかし持ち上げることは出来ず「持てども、持たれぬそも恋はなにの重荷ぞ」と荷から手を放し、座り込んでしまいます。
シテは「哀(アハレ)てふ、言だになくは何をさて・・・」と謡い、地謡が受けて「乱恋になして思ひ知らせ申さん」と立って、一足ずつ進んで途中で振り返り、その後は足早に中入りします。
さてこのつづきはまた明日に
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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はじめまして。またきますね。

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