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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

膏薬煉 大藏千太郎(座・SQUARE公演)

大藏流 国立能楽堂 2008.7.20
 シテ 大藏千太郎、アド 大藏基誠

膏薬って貼り薬一般を指すと思うのですが、「吸い出す」という性質が重要な鍵になっている一曲。そういえば「吸出し膏」なんていうのがありましたが、たしかあれは腫れ物に貼っておくと膿が吸い出されて治るというモノだったはず。
昔はまた違っていたのかも知れませんが、それにしたって、膏薬で馬や石を引き寄せてしまうなんていうのはナンセンスの極みと思います。そのナンセンスを前提として話が展開するところが狂言の面白いところかも知れません。

登場するのはアド鎌倉の膏薬煉。基誠さんの狂言はちょうど一年振りです。
自分の膏薬には自信満々なのですが、都にも名高い膏薬煉がいるというので腕比べをしに出掛けようという次第です。勝ったならばきゃつを弟子にいたそう、負けたならば弟子になろう、などと言い笛座前に下がります。

代わってシテ都の膏薬煉が登場し、常座で口上を述べます。こちらも鎌倉に名高い膏薬煉がいるというので、鎌倉に下って腕比べをしようと舞台を回ります。

さて、シテは何やら薬臭くなったと騒ぎ出します。アドも立って松脂臭いと嗅ぎ回り、二人が出くわします。
双方とも探していた相手に出会ったわけで、早速に腕比べということになります。

シテはアドに、そちらの膏薬には夥しいイゲンがあるかと問います。イゲン・・・威厳ではないでしょうから、異験とでも書くのでしょうか。和泉流では系図があるかと問う形もあったかと思います。
聞かれた鎌倉の膏薬煉の答えは、明日につづきます
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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