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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

土蜘 山井綱雄(座・SQUARE公演)

金春流 国立能楽堂 2008.7.20
 シテ 山井綱雄 頼光 高橋忍
  太刀持 中村一路、胡蝶 中村昌弘
  ワキ 森常好、アイ 吉田信海
   大鼓 亀井広忠、小鼓 幸信吾
   太鼓 古屋潔、笛 槻宅聡

宝生流と金春流は「土蜘」と書くのですが、そもそも観世流で「土蜘蛛」と覚えたので、なんだか蜘だけだと物足りない感じがしてしまいます。

とまれ、舞台には後見が一畳台を出してきてワキ座に据えると、出し置きの形になるツレ頼光とトモ従者が登場してきます。
この日の頼光、忍さんは白大口に掛け直垂、風折烏帽子の姿でなかなかに威厳があります。一畳台の上に座すと鬘桶が添えられ、脇息の様な形で左手を鬘桶に乗せる形。ここにさらに朱の小袖が掛けられて、病に伏している姿を表します。
常座あたりに佇んでいたトモが地謡前に着座して準備が整い、ツレ胡蝶の登場となります。

次第の囃子で胡蝶が登場、頼光の侍女ということで、次第を謡った後、典薬の頭から薬を貰い頼光に届けると述べてトモに案内を乞います。胡蝶の中村昌弘さん、謡が忍さんにとても似ている感じを受けました。

さて件の頼光ですが「ここに消えかしこに結ぶ水の泡の浮世に廻る身にこそありけれ」といつになく弱気の様子でサシを謡い、病に悩む様子を見せます。
ここにトモが胡蝶の来訪を告げ、胡蝶は正中に下居して頼光に言葉をかけます。頼光は「今は期を待つばかりなり」と、もはや死を覚悟した様子。
胡蝶は病は重くとも療治によって治るためしは多いと力づけて、地謡の「色を尽して夜昼の」からの謡のうちに立ち上がり切戸口から退場します。
このつづきはまた明日に
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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