FC2ブログ

能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

簸屑さらにつづき

主人は鬼が来たと恐ろしがりますが、太郎冠者は鬼はどこで、と間の抜けた返事。己が鬼じゃと主人は言い放ち、次郎冠者を呼びます。

太郎冠者は、声を聞いて太郎冠者と分かってくれるように言い、主人もなるほど声は太郎冠者だと納得します。
太郎冠者は次郎冠者に朋輩のよしみで水鏡を見せてくれと言い、自分の姿を見てまさしく鬼の顔になっているので泣き出してしまいます。

主人は鬼になったのは可哀想なことだが、とはいえ身内から生きながら鬼になった者が出たというのでは外聞も悪いので、この屋敷から出て行けといいますが、太郎冠者は屋敷内が無理ならせめて門番でもさせてくれと懇願。
しかし主人は次郎冠者を呼び追い出せと言う始末。

太郎冠者は門番が無理なら台所の竈焚きでもさせてくれとか、せめて医者に診させてくれなどと言いつのりますが、台所は女の働き場所、また医者は人を治すもので鬼を療治するなど聞いたことがないと主人は取り合いません。
主人は次郎冠者に太郎冠者を追い出すように命じて退場してしまいます。

さて追い出そうとする次郎冠者と、追い出されまいとする太郎冠者ともみ合いになりますが、そのもみ合いの中で太郎冠者の被っていた面が外れてしまいます。
次郎冠者の仕組んだことと気付いた太郎冠者が、次郎冠者を追い込んで終曲。

寝込んだ太郎冠者に鬼の面をかぶせてしまうというのは抜殻と同じ趣向ですが、なかなか面白い発想ですね。抜殻は両流にありますが、この曲は和泉流のみです。
(33分:当日の上演時間を記しておきます)
*** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** ***
このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
関連記事
スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://zagzag.blog72.fc2.com/tb.php/869-514be9f9

 | HOME | 

カレンダー

« | 2020-09 | »
S M T W T F S
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 - - -

月ごとに

カテゴリー

カウンター


最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

プロフィールなど

ZAGZAG

頑張らない、をモットーに淡々と行こうと思っています。