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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

鎮扇・・・扇の話つづき

シテが持つ中啓は役柄によって概ね模様が決まっていて、神扇とか修羅扇、鬘扇、鬼扇などと呼ばれています。流儀によって若干の違いがありますが、基本形は一緒ですね。
一方、鎮扇の方は流儀によってかなり違いがあります。


観世流では流れる水をモチーフにした観世水(かんぜみず)といわれる模様を扇面に描きます。宝生流は五つの雲を配置した五雲。金春流では五つの丸をあしらった五星の模様を用いています。金剛流の扇は金剛雲といわれるつながった雲か描かれたものや九つの丸が描かれた九曜星など。そして喜多流は三つの雲が描かれた扇を用います。


仕舞を舞うときは中啓ではなく鎮扇を使いますが、扇面は中啓の修羅扇や鬘扇などと同じ絵柄のものを用いる場合や、また仕舞扇用の絵柄のものを用いる場合もあります。


20060624061000.jpg


写真は頂き物の宝生流仕舞扇。金地に葉の緑と桜の花びらをあしらったデザインで気に入っています。よく見ると金地が宝生流らしく五つの雲の形になっています。長さ尺五分ありますが、観世流ではもう少し長い尺一寸の扇を使います。

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