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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

瓜盗人のつづき

石田さんの盗人、常座で名乗り、うち続いて不仕合せで渡世もままならず・・・と、なんだかつらそうな雰囲気で語り始めます。
畑に瓜が色づいているのに気付いたので、夜の内に案内なしに取って商売しようと思うと言って瓜畑にやってきます。

畑には垣が結ってありますが、そんなこともあろうかと用意してきたと扇を鋸に見立てて、ズカズカ、メリメリと垣を切り除けてしまいます。
正中あたりから常座まで、垣を引き広げる所作をしますが、そのメリメリという音が大きかったので自分の耳を塞ぎます・・・これは子盗人と同様の展開ですね。十郎さんの時は垣を跳び越えて畑に入りましたが、このあたりも演出が違います。

さて畑に入って瓜を盗む段になりますが、枯れ葉を掴んでしまうのは大藏流と同じ。二度ほど枯れ葉を掴んだ後、夜瓜を取る時は転びを打って取るものだと思い出し、畑を転がって瓜を取ることにします。
常座から正中へ向けて転がって一つ、目付から正中へ転げてまた一つ、さらに笛座から正中へ出て三つと、それぞれに頭の下に、あるいは腹にと瓜に触れて大笑いしながら瓜を取ります。

さて四度目に常座から転がって、ワキ座に置かれた案山子に行き当たり、驚いて正中に下がって大騒ぎして詫びます。が、返事がないので立ってワキ座まで近寄ってみて案山子であることに気付き、怒って案山子を壊してしまいます。
さらに瓜の蔓を引き立てたりなど、散々に腹いせをして、橋掛りを走り入り退場します。
替わって畑主が再び登場してきます。翌日になって見回りに来たわけですが、垣は破ってある、瓜蔓も散々にまくってある、瓜も盗まれているのに気付きます。
「また参らぬということはあるまい」と、今度は畑主自身が案山子になって盗人を待つことにします。
案山子に組み上げた面や笠などを外し、肩衣を脱いで水衣を着け、面をつけ笠を被って葛桶に座し、さらに竹杖を持って盗人を待つことにします。
さてこのつづきはまた明日に
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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