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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

骨皮 高野和憲(野村狂言座)

和泉流 宝生能楽堂 2008.7.24
 シテ 高野和憲
  アド 野村万之介 竹山悠樹 月崎晴夫 深田博治

アドの住持とシテ新発意が登場してきます。
「しんぼち」(「しんぼっち」などとも)は出家して間もない人の意味で「新発意」と書く方が普通で、当日いただいた解説にもそう表記されていましたが、和泉流では「新発智」の表記を使うこともあるようです。発音から言うと新発智の方が分かりやすい感じがしますね。

さて住持役の万之介さん、無地熨斗目着流しに角頭巾を着け中啓を持っていますが、熨斗目が白一色のため、寝間着で出てきたようなちょっと不思議な感じです。
常座で、久しくこの寺に住職してきたがことのほか辛労なので、隠居して新発意に寺を譲ろうと思う旨を述べ、シテを呼び出しワキ座に向かいます。

常座に出たシテに、住持はこの寺を譲ろうと思うがどうかと問いますが、シテは「おそからぬ事でござる」と妙な返事。「そういふは定めて、おそいという事であろう」と住持が受け、譲るのが遅くなったが、さて「見事この寺を、ふまえさしますか」と重ねて問いかけます。

これにシテは「風が吹きましたらば、屋根の棟へ上がって、じっとふまへておりましょう」と、またまた訳の分からない返事をします。だいぶん、この新発意あやしそう。この妙な出家を高野さんが軽めに演じて良い雰囲気です。

住持は「寺をふまえる」とはそういうことではないと言い、「朝起きをせねばならず、仏前の掃き掃除、仏に香華をとり、別して檀那あしらいを大事にかけねばならぬ」と諭します。隠居と言ってもどこへ行くわけでもなく、奥に引っ込んでいるので何か用があったら声をかけるようにと言って、住持はワキ座側に下がります。
さてこのつづきはまた明日に
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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