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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

上掛りと下掛り

これまでも度々にわたって上掛りと下掛りという言葉を使ってきました。
能のシテ方五流のうち、観世・宝生の二流を上掛り、金春・金剛・喜多の三流を下掛りといいます。
どうしてこういう分け方がされるのか、本当のところは良くわかりません。能楽師の方のお話や書物などを見ても、これが決定版という説には、今までの所出会っていない状況です。



ですが、私の知っている限りのお話を書きますと、まず上掛り、下掛りは古くは「京がかり」、「大和がかり」といわれていたそうで、大和猿楽四座のうち、早くから京都に出て活動を始めた観世系と、奈良に残った金春系という分け方だったのではなかろうか、と思います。



しかし現在の五流の能を観て、私としては、上掛り二流とと下掛り三流の間に、明確なグループとしての違いは感じられない、というのが正直なところです。
もちろん、いくつか形の上で違いはありますし、なによりも謡本で詞章を比べてみれば、観世・宝生の二流と、金春・金剛・喜多の三流では異なる部分が多いことは確かです。特に節付けのない詞の部分での違いが大きいようです。



けれども、歌舞劇として能を観る上では、グループ分けする程に大きな違いがあるのかどうか、良くわかりません。
四月五月と、喜多・金春・金剛の三流を観ましたが、共通点よりも金春流と喜多・金剛二流の違いの方が感じられたくらいです。



とは言え、前々から気になっている上掛りと下掛りですので、もう少しこの違いについて書いてみたいと思います・・・明日につづく

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