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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

鬮罪人 茂山千五郎(納涼茂山狂言祭)

大藏流 国立能楽堂 2008.08.02
 主 茂山千五郎
  太郎冠者 茂山千之丞
   町内の衆 丸石やすし 茂山千三郎 茂山童司
        佐々木千吉 井口竜也 増田浩紀
   大鼓 大倉慶乃助、小鼓 田邊恭資
   太鼓 林雄一郎、笛 杉市和

この日の三曲目は鬮罪人。大藏、和泉両流にあり、ほとんど同じ進行ですが、太郎冠者の性格付けなどにいささか違いがある感じがします。和泉流の太郎冠者の方が、平素から小賢しいところがあって主人が苦々しく思っている感じが強く、大藏流の方は、太郎冠者にでしゃばりな部分はあるものの、むしろ主人のキツい性格の方を強調しているように思えます。

さて、まずは主の千五郎さんと太郎冠者の千之丞さんが登場し、主は常座で名乗り、太郎冠者は着座して控えます。

千五郎さん、無茶苦茶厳しい雰囲気です。この鬮罪人の主人は和泉流では「三主」の一つとされて、怖い主人の代表格なんだそうです。(残る二つは武悪と止動方角だそうで)
大藏流にそういう言い方があるのかどうかは分かりませんが、ともかく怖い雰囲気を出しています。先日、千鳥で人の良さそうな酒屋をされるのを拝見していなければ、千五郎さんってやけに怖そうな人なんだなあと、思ったに違いありません。

主人は祇園会の頭に当たったので、準備をしなければならないと太郎冠者を呼び出します。
呼ばれて出た太郎冠者は、祇園会の頭に当たったのは目出度いことと言い、主人の言いつけで山の相談に町の人々を迎えに行くことになります。
この日の解説で茂さんがおっしゃっていましたが、現在では町内毎に山や鉾の形が決まっている祇園祭も、この狂言ができた頃は、まだ町内毎の出し物が確定していなかったようで、その出し物の相談をするというのがこの曲の鍵になっています。

さて誰をまず訪ねようかと思案した太郎冠者は、下ノ町の丸石殿を、と思い立って舞台を回り、一ノ松から幕に向かって案内を乞います。
さてこのつづきはまた明日に
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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