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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

鬮罪人のつづき

登場した立衆の頭分、丸石さんは、既に町の皆が集まっているので、後から行くから先に戻れと太郎冠者を帰します。

太郎冠者は各人の家を回らずに済んで良かったと、先に家に戻り主人に報告をしますが、その間に立頭が皆を呼び出して一同舞台へ向かいます。舞台では主人と太郎冠者が、橋掛りでは町の衆が、それぞれ大声で台詞をしゃべり舞台が進行するという、実に狂言らしい展開です。

さて一同の到着に、主がワキ座に着座し、一同はワキ正側に、太郎冠者は大小前に着座します。お互いに挨拶を交わし始めると、太郎冠者が口を挟んだので主が怒り、控えておれと命じたために、太郎冠者は一ノ松あたりに立って立ち聞きする形になります。

山の出し物を何にするのか、早速に相談が始まりますが、主が鯉の瀧登りを提案し一同が同意します。これを聞いていた太郎冠者、これはまずいとしゃしゃり出て話を止めに入ります。鯉の瀧上りは、毎年これを出し物にする鯉山の町があるという訳です。
この邪魔に主が怒って太郎冠者を怒鳴りつけ、太郎冠者は再び一ノ松あたりで立ち聞きする形になります、この鯉山の話は、確かに太郎冠者の言う通りと立頭以下が納得し、別なものを考えることになります。

つづいて問われたのが立頭の丸石さん。山に大きな橋を架けて牛若と弁慶の人形を置き、五条の橋の千人斬りを出そうと言って、一同が賛成します。
太郎冠者はこれも止めねばなるまいとしゃしゃり出て、毎年定まってこの出し物を出す橋弁慶の町があると言います。
主は、再び太郎冠者を怒鳴りつけ、太郎冠者も一ノ松あたりへ下がりますが、今度も一同がもっともだと納得し、別な出し物を考えることになります。

さて次は千三郎さんが、山に橋を架け、鵲の人形を置いて、鵲の橋を渡いたと笛太鼓で囃してはいかがかと言います。今度も一同は同意しますが、太郎冠者はまたまたなにか思い出した様子。
今度はいきなり意見を述べず、叱られましょうからと遠慮していると、一同に勧められて、去年下ノ町がこの出し物を出したところが、囃子物が揃わずに物笑いになったと言い出します。
またまた「主人が余計なことを言う」と怒り出します。
さてこのつづきはまた明日に
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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