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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

鬮罪人さらにつづき

鯉山、橋弁慶、鵲の橋と三つの出し物が述べられますが、和泉流では猪に乗った新田の四郎、河津と股野の相撲、鯉の瀧登りをあげ、先の二つは面白くないと太郎冠者が一同を説得する形だったかと。

なかなか出し物が決まらないので、立頭がそれではなにかと詳しい太郎冠者の意見を聞こうと言いだし、主人をなだめて太郎冠者に話させます。
ここで大小前に出た太郎冠者が提案するのが、罪人を鬼が責める出し物。主は反対しますが、一同は良かろうということになり、早速、誰が何の役をするのか鬮を引くことにします。

太郎冠者が葛桶の蓋に鬮を入れてめいめいに取らせ、残った一枚は立頭の勧めで自分が取ります。それぞれが鬮を見てみると、立衆はそれぞれ太鼓、笛、警護、笛、警護、鉦と役が決まりますが、主人は鬮を取り直そうと言い出します。

鬮の取り直しはしないものだと言い合いになり、主人と立衆がもみ合いになる中、主の取った鬮が広げられ「亭主罪人」と明らかになります。
すると「鬼はこれに候」と得意げに太郎冠者が大小前に出、これに主人がまた怒るという次第。

千之丞さんの太郎冠者、実にかわいげがあります。この騒ぎの中に囃子方が切戸口から登場。結局は罪人と鬼になって稽古をすることになり、一同が地謡座の側に着座。主は笛座前に立ち、太郎冠者が常座に出て稽古を始めます。

「いかに罪人急げとこそ」と太郎冠者が謡って責メ。瓜盗人の責メと同様ですが、怖い主を罪人とし、太郎冠者がこれを責めようとするところが見せ場です。
さてこのつづき、もう一日明日に
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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