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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

富士松 野村萬斎(銕仙会定期公演)

和泉流 宝生能楽堂 2008.9.12
 シテ 野村萬斎
  アド 野村万之介

この曲、最後は連歌の付け合いになりまして、正直のところ歌の素養がないので今ひとつ面白さが分かりかねる気がします。とは言え、狂言には連歌の付け合いをモチーフにしたものが少なからずありまして、当時、いかに連歌が流行っていたかがうかがわれるところです。

まずはアドの主人が登場し、太郎冠者が暇も乞わずにどこかへ出掛けたというので、叱りに行く旨を述べて舞台を回り、橋掛りへ向かって案内を乞います。
現れ出たシテ太郎冠者と問答になりますが、富士参詣に行っていたという太郎冠者の話を聞いて許すことにします。この問答は、基本の形としては文蔵や二千石などの冒頭と同じですね。

さて主人は許すことにしたものの、太郎冠者が富士松を取って帰ったというので、それを見せろと言い出します。富士松を持ち帰ったのは人から聞いて知っていたというのですが、それなら富士参詣も聞いていそうなもので、いささか展開が妙な感じではあります。

太郎冠者は、人からの預かり松だと言いますが、見せるだけなら良いだろうと主人に言われて、松を見せることにします。
正先に出て扇を開き、ザラザラザラと扉を開ける所作をして、松が見られるようにするわけです。

主人は見事な松を見て、自分にくれないかと言い出します。
当然、太郎冠者は断りますが、主人はさらに打ち物(なにかと交換)にしないかと言い、太郎冠者も物によっては良いと返答します。
これに主人は、鷹と替えようとか馬と替えようとか言いますが、太郎冠者は断り、不満な主人は帰ると言い出します。
さてこのつづきはまた明日に
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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