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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

富士松のつづき

帰ろうとする主人に、太郎冠者は富士の御酒を呑んでいくように勧め、振る舞います。
主人は「この盃の上で一句もって参ろう、付けたらば松を取るまいし、付けねば松を取る」と言い出し、早速に「手に持てるかはらけ色のふるあわせ」と詠みます。

いよいよ連歌の付け合いになっていくわけですが、太郎冠者は酒を加えて来ようと立ち、橋掛りへ奥に向かう心持ちで、おかんを加えよと命ずるとともに、大声で話をするなと注意をして戻ります。

席に戻った太郎冠者は、あらためて歌を繰り返し「さけ事にあるつぎめなりけり」と付け、主人もこれを褒めます。
さらに主人は山王の縁日なので参詣に出掛けるから、道々連歌の付け合いをし、付けなければ松を取ると言い出して、出掛けることになります。

道すがら付け合いになります

 跡なる者よしばしとどまれ
ふたり共わたればしづむうきはしを
山吹の花すり衣ぬしはたそ
 とへどこたへず口なしにして
 ろくしょうぬりし仏とぞ見る
はすの葉の青きが上の青蟇
 飛ぶしら鷺は雪にまがへり
年寄りのしらがにまがう綿ぼうし
 黒き物こそ三つならびけれ
中は子か両のはたなる親烏

と続きます。

最初の「跡なる者よしばしとどまれ」は、山王へ出掛けると歩き出しながら、主人がいきなり詠んだため、太郎冠者は常座に平伏して待っています。
どうしたのだと主人に問われて「しばしとどまれ」と言ったので留まっていると答え、主人に叱られます。ちょっとしたギャグになっていますね。
さてこのつづき、もう一日明日へ
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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