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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

柏崎 武田志房(国立能楽堂定例公演)

観世流 国立能楽堂 2008.10.17
 シテ 武田志房、子方 藤波重紀
  ワキ 福王茂十郎
   大鼓 國川純、小鼓 幸正昭
   笛 藤田六郎兵衛

夏に訴訟を巡る能の話を書きましたが、この柏崎も主人が訴訟あって鎌倉に長期の滞在をしているうちに病死してしまうというのが発端になっています。しかし訴訟を巡る話はそれだけで、要は夫の長期不在の理由になっているだけですが、この夫を亡くした思い、さらに夫に同行していた息子花若が遁世し行方が分からなくなってしまったという、二つの離別から物狂いとなってしまう女を描いています。
離別による物狂いにはいくつかの曲がありますが、二つが重なっての物狂いというのは珍しい形。榎並左衛門が作り、世阿弥が改作したと由来のはっきりしている曲です。

さてまずは囃子無しでシテ柏崎の女が登場してきます。下掛りではまずワキが出たのちに案内を乞い、シテが登場する形だそうですが、残念ながら観ておりません。

登場したシテは、無紅唐織着流しで橋掛りから舞台へ入り、地謡前で床几にかかって目付柱の方を向く形になります。
すると笛のヒシギで次第の囃子となり、ワキの小太郎が登場してきます。白大口に掛け素袍、守り袋を首から掛け笠を被っての出ですが、黒地の素袍がなんだか福王流らしいデザインです。

次第「夢路も添いて故郷に、夢路も添いて故郷に、帰るや現なるらん」と謡って地取り。この地取りに笛のアシライが入りましたが、地取りでアシライが入るのはちょっと記憶がありません。藤田流だからなんでしょうかね。
謡い終えたワキは笠を外し、越後の国柏崎殿に仕える小太郎という者だが、主人が病で亡くなり、子息花若殿も遁世してしまったため、花若殿の文に形見の品を添えて故郷へ急ぐ旨を語ります。
続いて再び笠を被って道行きを謡い、越後に着いたと笠を外して正面を向きます。
さてこのつづきはまた明日に
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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