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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

呉服のつづき

ワキの一行が着座すると、真ノ一声でシテ、ツレが登場してきます。
先にツレが出て一ノ松まで進み、シテは三ノ松まで出て二人向き合って一声の謡になります。先に出たツレは紅入唐織に金地の側次、シテは紅入唐織に朱地の側次を着けています。

この側次ですが、ソバツギと読んで、どうやら袷法被の袖を取った形のようなんですが、これを着けていると唐人服という決めのようなんですね。別に昔の中国にこんな服装があったという訳ではなかろうと思うのですが、あまり見かけない不思議な格好なので、異国の人なのかなあと思ってしまう効果を狙ったのかもしれません。

高橋憲正さん、なかなか拝見する機会がなくて残念なのですが、四月の夜討曽我のシテに続き今回のツレで、東京でのご出演はとりあえずおさえたところです。金沢まで行けばいいのですが、ちょっと遠いですね。一ノ松に立った印象は、上背もありすっとした感じです。
一方のシテ小倉健太郎さんは、小柄ですがシテらしく気力を漂わせている感じで、シテとツレの対比が面白いところ。

シテのサシになるところで、二人舞台に進み、ツレが正中、シテは常座でサシ「これは津の国呉服の里に」と謡い出します。
そして下歌、上歌と謡い、上歌の最後で立ち位置を入れ替わって、シテが正中に出てツレは目付に進み、これに合わせるようにワキも立ち上がって二人に向かいます。

ワキは二人が機織り、糸取り引きしているのを不審がり、いったいどういう方達なのかと問いかけます。この曲では機台が出される事があり、これが出るとこのワキの物言いがしっくりするのですが、今回は機台が出ませんでしたので、ちょっと妙な問いかけになってしまいます。この機台、なかなか見かける機会のないもので、たしかこの前呉服を観た際も機台は出なかったと記憶しています。
さてこのつづきはまた明日に
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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