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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

因幡堂 深田博治(五雲会)

和泉流 宝生能楽堂 2008.10.18
 シテ 深田博治
  アド 岡聡史

京都市下京区松原通烏丸東入上ル因幡堂町、ここにある真言宗平等寺がこの曲名となった五条の因幡堂で、橘行平(なんだか行平といえば在原・・・と思ってしまうのですが)の邸宅跡だそうです。なんでも行平が因幡の国に代参して得た薬師如来にちなんだとか。
大変信仰を集めていたようで、鬼瓦や仏師といった曲も因幡堂が舞台になっていますよね。

さて登場したシテの男、常座で妻への不満を述べます。
というのも、朝寝坊で縫い物はせず、苧をうむ(苧:カラムシから繊維をとって織物を作るが、この苧をつむぐこと)も一さきもしない。このあたりはまだ堪忍しようもあるが、女の身であろうことか大酒を呑み、酔狂(文字通り酒に酔って取り乱すこと。こちらが原義でしょうね)をいたす次第。
なんとか離縁しようとしてきたが、なにかと口が達者で離縁を言い出すことも出来なかったと嘆きます。深田さん、例によってまじめな雰囲気で割とゆっくり目に語るので、大酒飲みの女房との生活の大変さが妙にリアルに伝わってくる感じがします。

幸い妻が親里に帰ったので、これを機会と暇状を届けさせた。
が、いざ独り身になってみると世帯のことが不自由でしょうがないので、五条の因幡堂へ妻乞いに行こうと言って、舞台を回り因幡堂へと向かいます。
どうやら当時は妻乞いにお参りするという風習もあったようですね
このつづきはまた明日に
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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