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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

因幡堂のつづき

さてシテは「因幡堂に着いた」と正中へ出て、ジャガジャガと鈴を鳴らす所作をして着座し「唯今までの妻は殊の外のならず者で大酒ばかりたべて役に立ちませぬに寄って離別致してござる」と薬師如来にうったえかけ、似合わしい妻を与えて欲しいと「南無薬師瑠璃光如来」と合掌、誓願して、一晩籠もることにします。

シテが寝入ってしまうと妻が登場し、一ノ松で「のうのう腹立ちや腹立ちや」と夫が里へ帰っている間に離縁状をよこし、因幡堂へ申し妻に籠もっていると聞いての怒りを述べます。
さらに「あれへ参って致し様がござる」と言って舞台に入り、一度目付に出て眠っている男を見つけます。常座に戻って思案し自ら「お薬師様になって示現をおろそう」と再び目付に出、薬師如来であるかのように男に対して「西門の一のきざはしに立ったを汝が妻に定めい、エイ」と言って中入りします。(中入りせずに後見座へ行って座る場合もあるようです)

シテは目を覚まし、ご霊夢を蒙ったと言って西門に向かい探していると、衣を被いた女が一ノ松に立ち、男が声をかけて霊夢の人と思い込んで我が家に連れて帰ることにします。シテが橋掛りに入って女を後ろから支えるようにし、送り込みのような形で舞台へ入ってきます。
歩きながら、シテは女に以前の妻はひどかったという話を語り、我が家に着いたという設定でワキ座に二人して座します。まず祝儀の盃事をしようと女から飲ませたところ、女は盃を返そうとせず二度も三度も注がせます。シテが無理に盃を取り上げて盃事を済ませ、被きを取れというと女がいやがり、無理に取るとなんともとの妻。

妻は、夫になぜ暇状を出したと詰めより、夫が遁世して独り身になろうと暇を出したと苦し紛れの嘘を言うと、因幡堂へはなぜ籠もったとさらに詰め寄ります。
夫は妻の息災を願ったと言いますが、妻が腹を立てて夫を追い込んで留になりました。
実際にはこんなことはなかろうと思うのですが、ついつい笑ってしまいますね。
(20分:当日の上演時間を記しておきます)
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このブログの記載方法などについてまとめています(リンク) 初めてご来訪の方はお読みいただけると幸いです
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