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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

翁 弓矢立合 浅見真州(浅見真州の会独演三番能)

観世流 国立能楽堂 2006.6.17
 翁 浅見真州、武田志房、観世恭秀
  千歳 浅見慈一、三番三 山本則直
  面箱持 山本泰太郎
   大鼓 亀井忠雄、小鼓 鵜澤速雄
   脇鼓 大倉源次郎、鵜澤洋太郎
   笛 松田弘之



「翁は能であって能でない」といった言い方を時々耳にしますが、翁は能ではありませんで、これは古来から伝わる儀式ととらえた方が良い感じがします。
この翁にはいくつかの小書きがあります。
もともと数日にわたって勧進能を演ずる場合などは毎日少しずつ違う形をとるので、初日の式、二日の式、三日の式、四日の式などといった微妙に異なる演出がありますが、観世流では小書きのない場合、四日の式を演じます。



こうした通常の翁のほかに、この弓矢立合や舟立合のように翁が三人登場する形や、父尉延命冠者や十二月往来といった特殊な形もあります。が「能であって・・・」という話を含め、この辺りは追って「翁を巡るあれこれ」としていずれ別に書きたいと思います。



ともかく弓矢立合。これは翁が三人登場し相舞を舞うという特殊な演出。
金春流では古式を守り、毎年十二月の奈良春日大社の「おん祭り」の際に弓矢立合を演じます。ずっと以前にこの弓矢立合を一度観たことがあります。ここ二十数年前からは夏の銀座金春祭りでも、弓矢立合が演じられているようなので、一度機会があれば観てみようかと思っているのですが、なかなか時間がとれませんね。



この金春流の弓矢立合は古来から伝えられた形である一方、観世流の弓矢立合は江戸時代の観世大夫元章が作ったものと言われていますから、かなり違うはずなのですが、残念ながら奈良で観たのは随分昔の話。もはや「観た」という程度しか覚えていなくて、比較のしようもありませんでした。



ともかくも観世の弓矢立合は初見です。
舞囃子として上演されるのは、時々番組でも見かけるのですが、はたして金春流以外で装束を着けて弓矢立合を演じることがあるのかどうか、まず見かけたことがありませんが、どうなんでしょうか。
さてその具体的な進行は、また明日へとつづきます・・・

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