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能の花 狂言の花

一観客として、能楽の面白さの一端を伝えられれば、と思っています。 初めてご来訪の方は「はじめに・・・能狂言に寄せて」のカテゴリーをご一読下さい。これまで書いた鑑賞記の索引を載せています。

弓矢立合・・・つづき

今回の次第は基本的には四日の式の流れに従い、千歳之舞の後の「総角やとんどや、尋(イロ)ばかりやとんどや、座して居たれども、参ろうれんげりやとんどや」の謡の後が、弓矢立合の謡に変わり、翁三人の相舞になるという形です。
翁還りの後は、常の揉之段、鈴之段と続きますから、要は翁が面をつけ翁の舞を舞って翁還りをする部分がすっぽりと弓矢立合に置き換わった形ですね。



開演十分前にはお調べが始まり、五分前には後見が火打ち石で切り火、いやが上にも気分が盛り上がります。
面箱持の山本泰太郎さんを先頭に、極めてゆっくりと橋掛りを進みます。
面箱持が二ノ松あたりに進んだところで、ちょうど翁の浅見真州さんが揚幕から橋掛りに入ったくらい。その後にちょうど橋掛りの柱一本分くらいの間を開けて武田志房さん、さらに柱一本分空けて観世恭秀さん、と翁が三人のため行列が常の翁よりもだいぶん長くなった感じです。



進行は常の翁と基本的には同じで、面箱持はワキ座まで進み、翁三人は常の翁と同じ笛座前に、ちょうど舞囃子の時のような形でシテの翁が前に、ツレの翁二人が後に並んだ形で「とうとうたらりたらりら」と翁の謡が始まります。
今年は銕之丞さんの翁を二度観ていますが、銕之丞さんの能楽堂全体を揺るがすような謡とはまた違った深みのある謡。「所千代までおわしませ」は武田さん、「鶴と亀との齢にて」は恭秀さんと、三人出ているので謡も分けて謡う形ですね。



小鼓三丁取りの音が響き、千歳之舞。
千歳之舞はもともと稚児舞からきたのではないかといわれていて、それだけに少年が演じたりしますが、浅見慈一さんくらいの格になると千歳之舞自体も格調が高い感じになりますね。



「総角やとんどや・・・参ろうれんげりやとんどや」と翁の舞につながるところですが、ここで翁三人が右を向いて静に立ち、大小前に進んで相舞となります。
ここからが弓矢立合になるわけですが、このつづきはあと一日分ということで明日へ・・・

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